『温暖化問題によそごとは存在しない。「地球ごと」なのだ』

『温暖化問題によそごとは存在しない。「地球ごと」なのだ』<2017年5月29日(月)>
 「トランプ米大統領は、地球温暖化対策の『パリ協定』が経済の重荷になるとして離脱をちらつかせる」。「天声人語」(170529)はこれに対するG7サミット動きと思いを伝える。それは説明か説得か。「まずは米国抜きの6カ国で温暖化対策に取り組むことになり、トランプ氏が近く離脱か残留かを判断する。トランプ氏の掲げる『米国第一』は自国のことと他国のことをどこまでも分けていく考え方である。しかし温暖化問題によそごとは存在しない。『地球ごと』なのだ」。それは説得、「世界の見方が正しくないのだと相手に分からせる。ダメな部分を壊して、もっといいものにつくり変える」ことであると。
 (JN) トランプ大統領は企業の指導者として成功を経験している人である。その企業が最も大事にしていることはなんであるか。目先の収益であろう。今後、どうなろうと、今稼がねばならなのであるから、話の辻褄など合わなくて良い。それがだめになったら、新たな儲けを開発してい行く。それの何が悪い、皆こうやってい競争に勝ち抜いているというところであろうか。企業はそれで良かろう。また経営者はそれで良かろう。でも、雇われている方はたまったものではない。況してや、国家や国民はそうはいかない。乗っ取り、倒産、売却は許されない。米国第一と言っても、米国が乗っかっている地球は共有物だ。資本主義の考えからすれば、土地の一つに過ぎぬだろうが、その上には空気、それが共にある。とにかく、米国民はあなたの社員ではないし、他国は競争相手ではない。