『#世界カメの日』

『#世界カメの日』<2022年5月23日(月)>
 世界カメの日に『河北春秋(220523)』は環境保護を思う。オサガメは無数のとげがびっしりと喉に生えている。クラゲを海水ごと丸のみ。海水を吐き出す時、クラゲはとげが引っかかる▼おととし高知県沖の網にかかったオサガメの腸からレジ袋や透明な袋が。岩手県沿岸で昨年保護されたアオウミガメの排せつ物からは不織布マスクが見つかった▼グレートバリアリーフ北部にすむアオウミガメは大多数が雌だと研究者が4年前に発表。性別は卵の時の砂の温度で決まり、高いと雌になる。温暖化の影響だと考えられる▼カメは長寿の象徴、縁起の良いめでたい生き物。漁の網にウミガメがかかると、大漁を祈願し酒を飲ませて海に返す風習もある▼人類のカメ(大酒飲み)は自己責任だが、爬虫類のカメが生きる環境を守るのは人間。自らを守る道でもある。米国の保護団体が、カメに敬意を払い、その繁栄のために行動しようと定めた、きょうは「世界カメの日」。
 (私たちは)自然を破壊を続ける。自然は循環しており、私たちにその影響が還ってくる。それはどのようにであろうか。水俣のような公害と同様であろうか。これが地球規模で進んでゆくのか。沈黙のカメは何も言わずに見ている。彼らが亡びる前に私たちは気づかねばならない。
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