『フランスのマクロン大統領、「では、プランBでいくか」と』

『フランスのマクロン大統領、「では、プランBでいくか」と』<2017年9月8日(金)>
 「『パリ協定』から離脱するとトランプ米大統領が表明した時に、フランスのマクロン大統領は、『では、プランBでいくか』と。でもBはない。『筆洗』(170908)は心配する。「地球温暖化が進めば、今世紀末には非常に強い熱帯低気圧が生まれやすくなる。そんな予測を早々に裏付けるかのように、強力なハリケーンが米国を次々と襲っている。トランプ政権の幹部らはごく単純な事実さえも曲げて公表し、追及されると、『“もう一つの事実”を示したのだ』と強弁してきた。彼らはそのうち、プラネットB、つまり“もう一つの地球”があるとでも言いだすのだろうか」。
 (JN) 地球環境はどのように変化をしてゆくのであろうか。我々の産業がどこまで地球の自然に影響を与えているのか。人類の未来はどうなるのか。庶民にはそんなことは関係あるまい。目の前のことで精いっぱいである。これから先のことや他国のことなど二の次である。目に見える現象と懐具合を気にして、心はゴシップに揺り動かされる。トランプ大統領はそれをよく知っている。みんなの悪者を作り出して、首にロープを巻き付けろというのである。一般大衆には「カテゴリー4」以上の台風が頻繁に発生する理由を理解できない。トランプは、オバマクリントンが悪いと言えばいい。プランは幾らでもあるというだろう。でも、プランもプラネットは一つしかない。