『若き指導者の突破力に期待したい』

『若き指導者の突破力に期待したい』<2017年5月9日(火)>
 39歳のフランスの新大統領に、「春秋」(170509)は「他の大国のトップとくらべても、際だって若い。その前途は、なかなかに険しいようにみえる」と述べ。そして、「来月には国民議会選挙がひかえる。支えとなる勢力をどこまで伸長できるか、いきなりの正念場である。何よりも、2015年のパリ同時テロ以来の非常事態宣言が、なお続いている。英米ほどの迷走におちいることはなんとか回避した印象のフランスではあるが、難問は山積している。若き指導者の突破力に期待したい」と。
 (JN) フランスの若きリーダーは何をやってくれるのか。韓国の新たなリーダーはどうなのか。独裁政権であることの難しい民主主義国家では、国会とのやり取りで行政が動いて行くので、なかなか決まらない。しかし、民は直ぐに自分たちの希望を実現したいが、それは難しい。そのことが理解できないので、左右に無節操に動く。この振り子の勢いはリーダーが決まった後も、力を持つ。その方向が今後の国家運営にどんな影響を与えようか。リーダーたちには、権力の延命や私利私欲を捨てて、私たちが平和において、自由と平等を築き上げて欲しいと思う隷属的な市民である。