『悲しき「日本モデル」』

『悲しき「日本モデル」』<2020年8月28日(金)>
 「感染した人を責めず、励ましを」。『春秋(200828)』は萩生田光一文部科学相の子どもたちに向けたメッセージを思う。「『人類は、これまで、疾病、とりわけ感染症により、多大の苦難を経験してきた』。1998年に成立した感染症法・・・感染症の根絶は人類の悲願だと指摘し、しかし脅威はいまも続くと説く。・・・過去にハンセン病エイズ患者などへの「いわれのない差別や偏見」が存在してきた。『いわれのない差別や偏見』が存在してきた。・・・背景にあるのはムラ社会同調圧力か、思考力の減衰か。危機のなかで浮かび出た、悲しき『日本モデル』である。・・・だが、ほんとうに目を覚ますべきは、世のエラい人たちだ。感染症法の前文は当初の法案にはなく、エイズ訴訟関係者らの声を受けて付け加えられた。そういう良識が、いま、あるだろうか」。
 (JN) 日本に長年住んでいる者はみんな同じ人々であることを希望する。それは、仲間意識のようであるが、仲間外れの意識なのであろう。ムラにとって好ましくないものを助けるではなく排除する。この意識は日本にどのように根付いているのか。こういった排除の意識が自分の中にもあろうか。文科大臣の中にもあろうか。日本の人々が心から互いを励ましあえるようにしたい。それはいつになろうか。
#いわれのない差別や偏見
#ハンセン病エイズ患者など
#子どもたちに向けたメッセージ