『中国の若者たちは、「観光地や買い物以外に、本当の・・・』

<2016年12月26日(月)>
『中国の若者たちは、「観光地や買い物以外に、本当の日本を体験しよう」と呼びかけている』
 「中国で日本語を学ぶ学生たちの作文集『訪日中国人、「爆買い」以外にできること』を「春秋」(161226)は紹介する。「『爆買いだけしかしないなら、忘れがたい思い出を作ることは難しい』。『同胞たちよ、観光地や買い物以外に、本当の日本を体験しよう』。前向きな好奇心、感受性、潔癖感が行間からあふれ、何ともまぶしい。年末年始、日本を離れ海外で過ごす人の出国ラッシュがもうすぐ始まる。日本の若者も異国の素顔を知り、母国を見つめ直す経験を積んでほしいと願う。」
 物質欲に駆られ、またそこに追いつこうと買い漁る。日本人も嘗て、西洋に追いつけと欧米にどんどん出て行き、買い漁った。マナーもなってなかった。しかも、ものを自分のものにしても、文化は自分のものにならなかった。そして、そこの魅力に負けて行く。それは中国の歴史を見ても明らか。過去には中華文明が憧れであった。武力で制覇されても、やがて中華文明の中に吸収して行った。その中国が経済力では日本を追い越したが、まだ文化はこれからだ。いずれ中国の若者たちが中華の文化を取り戻し、東アジアが資本主義の中心になって行くとともに、新たな文化が創造されるはずだ。一方、日本の若者はどうなのだろうか、まずは餅をたっぷり食べて、考えてみて欲しい。(JN)