＜2017年1月28日(土)＞
『「水責め」を合法化するとトランプ新大統領が気炎をはく』
「水責め」は人道に反すると「暴れん坊将軍」の徳川吉宗は、取り調べ時の拷問に制限を加えた。オバマ政権もブッシュ政権下で行われていた水責めを禁止した。ところが、「それをまた合法化するとトランプ新大統領が気炎をはく」。これに「天声人語」(170128)は「トランプ政権内でもＣＩＡ長官や司法長官は水責めには慎重である。世界を威嚇する乱暴な言葉ばかりふりまく大統領など暴れん坊将軍の足もとにも及ぶまい」と言う。
（ＪＮ） トランプ氏のおかげで世界は時代を遡ってしまったみたいである。万里の長城、暴れん坊将軍以前の拷問、重商主義、これまでの人類の経験を否定し、新たな世界を作るのか、それとも今後も時代を遡り続けるのか。人は「他者」の存在を理解し、共存をしていき、その範囲を広げることで進歩をしてきた。しかし、トランプ氏は、自分の世界を狭めて、他者を排除・攻撃する。自分の欲望のために、力尽くで手段を択ばず、相手を倒す方法が好きなトランプ氏、水責めを推進したいであろう。そして、これらの行動が役に立たなくとも、効果があると公言するのであろう。これはいつまで続くのか。
