『未来学者、アルビン・トフラーさんが亡くなった』

『未来学者、アルビン・トフラーさんが亡くなった』
 「波をとらえるのは難しい」。「春秋」(日経/16/7/1)は、アルビン・トフラーの死を悼み、また第三の波を想う。「。コンピューターがもたらした情報革命、知識社会の波は今も続く。気づかないうちに、家庭や会社などあらゆる組織、政治や社会も変化しているのだという。生活が根本から変わる。対立や衝突も起きるが、知恵で乗り切れると早くから予測した。それには教育が重要だが、学校は工業社会の発想のままで進化が遅い。」
 第三の波は、いつ私の足元に流れてきたのか。歴史の区分けは、国境と同じで勝手に線引きして分けているだけであるが、そこに突然の世界の違いがあるわけではない。産業社会から情報社会へ、これは1970年代にそう言われ、いつ来るのかと思っているうちに、その社会の波に溺れていたというのが現実である。それに従い、お金が情報となって世界を飛び回るようになった。その情報という数値はそれぞれの国で、商品価値を持ち、波を繰り返している。毎日、この波に乗ろうというものを溺れさせている。第三の波の中で、毎日起こるこの波が怖い。人間は情報のスピードに追い付けない。(JN)