『事故のたび再発防止が叫ばれるが、悲劇は理不尽に繰り返される』

『事故のたび再発防止が叫ばれるが、悲劇は理不尽に繰り返される』
 「『慟哭』としか表現しようのない遺族の声を事故の現場で何度も聞いた」。「春秋」(日経/2016/1/19付)は、このような状況に対して、「ずさんな業者や人的なミスを徹底して排除するのは当然として、運転を支援する技術で被害を少しでも軽くできないものかと思う。今回も悲劇につながるような前兆があった。それを察知し対処するシステムを、一日も早く広く普及させてほしい。ハンドルを握らないまま目的地に着く。そんな近未来カーの話を楽しく聞くために、まず実現させたいことがある」。
 何が一体大事なのか。それは、今の資本主義の世界ではお金が王様である以上、その金を如何にに稼ぐかが大事なことになってしまっている。その上、それが目先の実績だけで動くから、お金を稼ぐことに必要な信用といものを忘れ、ずさんな管理で人為的なミスを起こし、また期限切れの廃棄物を平気で売りさばくのである。更に、大前提の人の命の尊さを忘れてはどうにもならない。人はミスをするのであるから、そのために様々なルールを作り、互いの信頼を作って社会生活を営んでいる。そんなミスをする人間では、やはり事故は起きるので、未来カーの実現か、或いはロボットによる運転しかないのであろうか。(JN)