『習近平国家主席は「鄭和が南シナ海を開拓した」と語った

習近平国家主席は「鄭和南シナ海を開拓した」と語った』
横須賀基地に所属する米イージス艦が、中国が領海と主張する人工島の周辺約22キロ内の航行に乗り出した。」これについて、日経「春秋」(2015/10/29)は、「折しも、国際通貨基金IMF)が人民元を特別引き出し権(SDR)と呼ぶ準備通貨に採用するとの方針を固めたタイミングだ」と。また、歴史を紐解き、「習主席も永楽帝に倣おうとするのか。訒小平は外交の要諦を「韜光養晦」といった。力を隠し、ひそかに養うという意味だ。習主席も、改めて味わってみてはどうだろう。」
 古今東西、国家を動かしている者の欲望は変わらない。そして、それぞれの国の性格は、その国の政治体制が変わろうと似かよっている。自分が国家であり、その国家を維持し、更にそれを強くするために行動するのであり、決して国民のために行動をしているのではない。そのためにも、力で押し続けるだけでなく韜光養晦が必要か。守るものがある者は、そのために、誇張したり、隠したり、囲い込んだりする。でも、守るものもなく、隠すものもない者は、只、自由に動ける世界が欲しい。(JN)