『毛沢東への過度な権力集中が、自らも含め人民に・・・』

毛沢東への過度な権力集中が、自らも含め人民に苦汁をなめさせた事実は忘れたか』<2018年2月27日(火)>
 「歴史の教えのようなものに挑もうというのか。中国共産党習近平国家主席の2期10年の任期を撤廃する憲法改正を提案したと報じられた」。『春秋』(180227)は、習近平の長期政権編準備を思う。「建国の父、毛沢東への過度な権力集中が、自らも含め人民に苦汁をなめさせた事実は忘れたか。習氏に対しては、毛が死去した満82歳まで国のかじ取りをしたいのではとの見方もされている。2035年だ。終身制も視野にあるのかもしれない。ちなみに毛の死後、ひと月足らずで側近の四人組は逮捕され、政策は大きく変わった。こんな繰り返しに人民は混乱しまいか。内外で鼻息の荒い『核心』。世界を揺さぶる」。
 (JN) 権力の集中とその長期化は腐敗を招く。これはあらゆる国の歴史が証明しているであろう。人間とは愚かである。これはどんなに素晴らしい者であろうと、本人が頑張ろうと周辺から腐敗してくる。親戚家族友人が足から腐れせていく。優遇されるものが偏っていく。中国の歴史は正にこれであろう。政権の考え方が変わろうと同じである。政権がどう変わろうと他国のこと言われる方もおられようが、巨大国家が不安定なると、他国絵の影響もでる。それよりも、多くの人民が苦しむことを望んではならないでしょう。組織は自分たちも変わらぬメンバーでやっていくことは楽であるが、それを敢えて期間を設けているのは我々の知恵である。この知恵を生かしていくのが賢人のやることである。いや、私たちも同様でしょう。その点、わが国などは、そういう意味では短命政権が特徴であったが、現政権は頑張っているがどうであろうか。民主主義はどこへ向かうのか。