常にファイティング・ポーズを取っている人、橋下市長

常にファイティング・ポーズを取っている人、橋下市長
 日経「春秋」(2015/5/19付)、「音声、字幕とも消して映像を見たならば、勝者と敗者を取り違えそうになる。『大阪都構想』の住民投票、敗れた橋下徹大阪市長は、ビッグマッチを普段どおりの力で制したアスリートのような表情が印象的だった。『常にファイティング・ポーズを取っている人』。橋下市長を取材したある同僚の評だ。引退を即決した姿勢は潔い。戦ってきた経歴への誇りも保てよう。ただ「政治は僕の人生からは終了」との笑顔での物言いは、賛否を考え抜き投票した人たちに寄り添ってはいない。残る半年余の任期、市民と市政の現状に関し対話を重ねてはどうか。住民投票で培われた土壌にきっと何かが芽生える。市長もまだ45歳だ。」
 こんな怪しからん奴、早く辞めろと考える人も多くいるだろうか。でも、当方が思うに、褒め過ぎであるかもしれないが、これだけ言って、また実行する人間は尊い。歳をこれから取って行くとどうなるかはわからないが、また考え方には偏りもあろうが、こういう人には、簡単にやめてもらいたくない。橋下さんは、楽しんでそれで終わってはならない。勿論、苦しみぬいての闘いであったろうが、もっと前に進み、この淀んだ政界に新たな刺激を与えるべきである。勿論、正義の味方ではなく、悪役である。与党にも野党にも、痛いところを攻撃する、そんな役柄を演じて行けないか。まあ、少しお休みして、時々、場外乱闘でもしてもらいましょう。そこで新たな志を養い、まずは政治家復帰をハーフハーフぐらいになるでしょうか。そして、やはり、あの舞台が僕を呼んでいると、100%やる気になって、また暴れてほしい。