「あなたの想(おも)いを一票に」

(朝日「天声人語」2014年12月12日(金)付) 若い男性が「これからの未来を2人でつくろうよ」と語りかけ、若い女性が「もちろん。うれしい」と応える。「あなたの想(おも)いを一票に」、松山市選管のCM。11月16日にあった愛媛県知事松山市長のダブル選のためにつくった。若い世代の低投票率を何とかしたい。松山市の取り組みはユニークだ。啓発スタッフの「選挙コンシェルジュ」に愛媛大と松山大の学生8人を任命。CMは彼らが撮影した。「選挙カフェ」を提案したのも彼らだ。学生食堂の各テーブルに選挙公報を置いた。去年の参院選で松山大キャンパスに期日前投票所を設けた。その結果、市内の投票率は他の世代で軒並み前回を下回ったのに、20代前半だけは2・72ポイント上がった。来年の統一地方選に向け、他の自治体からの視察も相次ぐ。関心を持ってもらうための取り組みを広げたい。未来をつくるのは若い世代なのだから。
(JN) とにかく、まずは投票に行こう。そのために、投票すべき人を自分で考えよう。世の中の趨勢や柵に影響されず、自分のこれからのために良い人を選んでほしい。どうしてもいなければ、無理に書くことはなく、白票を投じることも投票である。自分たちが生きて行くための社会における自分たちの代表者を選ぼうという意識を持つことが大事であり、その結果を行動に移すことである。特に若人たちは、これからの人生が長い、その人生を有意義なものにするための投票を放棄してはならない。勿論、若者以外もみんな投票所行こう。我々の生活を託す人を選ぼう。
http://www.asahi.com/paper/column.html?iref=comtop_pickup_p