「国会の仕組み」を変えたい

「国会の仕組み」を変えたい
(朝日「天声人語」2015年5月11日(月)付) 改憲護憲、連休中に載った本紙世論調査の結果が興味深い。「国会の仕組み」と答えた人が一番多かった。政界の改憲派が狙う「本丸」は9条だ。改憲派有権者との間には意識のずれがあるらしい。その国会で先週、衆院憲法審査会が開かれたが、いまだに議論の土俵が固まっていないようだった。自民党立憲主義を踏まえるとは言うが、どうなのか。ともすれば、権力の側が国民に命令する格好になる。本来の憲法とは逆向きに作用しかねない。そもそも論での深い溝を放置したまま、緊急事態条項だ環境権だといっても空しい。立憲主義に焦点を絞って自由討議を重ねてみてはどうか。土俵を固めなければ相撲の取りようがない。
(JN) 憲法改正、様々な方々が様々な報告から意見を述べる。変えたい人たちは、その変えたいものが有るから、変えたくない人たちは、その変えたくないことがあるからだろうに、何か理由はずれているような感じである。変えたいこと、変えたく無い事は、まず次であり、まずは憲法と言うものがどういうものであり、その理由から改憲護憲を考えたい。それは、米軍がつくったものであるからとかいう事ではない。憲法が不完全であるならば、どういう所が不完全であるから直さねばならないのか。また、この憲法は非の打ちどころがないならば、どう完全であるのかを示すことから始まろう。無能不勉強の私には、そこがまだよくわからない。とにかく、憲法はバイブルではなく、国民を守るものであるから、国民も自由に意見を述べ、国を動かすべきである。例えば、この国会の在り方が問題であろうと言うなら、この国会を変えるためには、憲法と係わりがあるのか。でもそれは、国会議員には触れたく無い事なのであろうか。