アルバイトが規則を踏み外した行い

(日経「春秋」2013/10/7付)
 パンの上に寝そべったり、食材を顔に張り付けたり。今年の夏、飲食店や小売店のアルバイトが規則を踏み外した行いをし、写真に撮ってネットで公開するという出来事が相次いだ。同じようなことが起こるのを防ごうと、店長と交流する場を設けたり、仕事の権限を広げたりして、職場への参加意識を持ってもらうそうだ。24時間営業の普及などで、運営をバイトに任せる時間も長い。最後は店員一人ひとりの自覚や責任感次第。企業の悩みは深い。人材育成コンサルタントの太田彩子さんは以前から学生アルバイトに、「時給マインド」を抜けだそうと呼びかけている。費やす労力は最低限でいい。そんな発想で働くと「もっとも損をするのは自分」だと説く。接客、陳列、後輩の指導、もてなしの心、笑顔の見せ方。そうしたことをお金をもらい学べるのがアルバイトだ。ある雑貨店の研修でそう説いたところ、店で働く大学生のほとんどが志望企業に就職できたそうだ。職場は自分自身の成長の場。そんなふうに思えるなら、困った振る舞いをする気は起こらないのではないか。
(JN) 我が仕事に大変近い話題である。アルバイト先でのこういった行動の他にも、未成年者の飲酒自慢、不正行為の予告自慢、風俗営業アルバイト発覚・・・・、後を絶たない。自分でもこうやって、能力の無さを全世界に発信しているのであるので、意見を言える立場でないが、若者達よもう少し考えてほしい。子供の内からSNSが日常であり、緊張感が乏しいのであろうか。面白おかしく仕事をされては敵わない。それとも、そんなことはないであろうが、そこの環境がこんな事件を生んでしまったのか。若者だけでなく、職場にはそれなりの覚悟をもっていなければならない。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO60726400X01C13A0MM8000/