ソーシャルベンチャー

  • (日経/春秋 2012/7/30付) 「社会貢献に商機見いだす」。仕事を探す障害者への研修や、生活の苦しい人向けの安価な健康診断。社会問題をビジネスで解決する「ソーシャルベンチャー(社会的起業)」を若い人が次々に立ち上げているとの内容だ。英国は、この分野で日本の先を行く。いま事業者数は5万を超え、雇用者数では80万人ほどまで育った。成長の背景の一つに既存の大企業による盛んな応援活動がある。例えば大手会計事務所のプライスウォーターハウスクーパースは、自社オフィスの一角をこうした起業家たちに提供。失業者の職業訓練を兼ねた高級レストランなどが開店した。企業と社会とのかかわり方を巡り、新たなイノベーションの芽が育ちつつあるようにも見える。五輪とともに、かの国の今を伝える記事や番組も増えよう。産業革命が起こり、ビートルズを生んだ国の一歩奥で、何が起きているのか。目を凝らしてみるのも悪くない。
  • (JN)若い人たち、やる気のある人たちを育てる方法は国により様々であろう。今の日本では、何でも国が決めてそれに沿っていくようである。そうでないと出る杭は打たれてしまう。自分より能力のある若者を認めて、それを支援するように自覚して行かねばならない。

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO44306140Q2A730C1MM8000/