科学研究のやり方には警視庁型とアマゾン型

  • (日経/春秋 2012/7/6付)科学研究のやり方には警視庁型とアマゾン型の2種類がある。結果の目星がついていてその結果を得るための研究が警視庁型、研究対象の何たるかも分からぬまま秘境に分け入るのがアマゾン型――。さしずめ警視庁型の極みである「ヒッグス粒子を99.9999%以上の確率で発見」。だが、宇宙が生まれた直後に万物に質量(重さ)をもたらしたというヒッグス粒子の役割がピンとこない。「まだまだ未発見の粒子や力、新しい物理理論があるだろう」。ノーベル物理学賞小林誠さんのコメントからはわくわく感が伝わってくる。願わくは、だれにでも理解できるよう説明を尽くされんことを。

=>(JN)物理学の分野は理路整然と美しくなっているのであろうが、わからない。それがまた無知な素人には魅力的でもある。とにかくこの発見に喜びたい。でも、警視庁型というのが気に食わない。無理やり犯人に仕立て上げるようなことは科学の世界ではないであろうが。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO43439210W2A700C1MM8000/