■「大学全入」遠のく、進学率予想以上の伸び 08年調査(朝日)
08年4月の大学・短大の志願者数が74万4千人に対し、入学者が68万4千人だったことが文部科学省の学校基本調査で分かった。志願者数と入学者数が同じになる「全入時代」が07年春にも到来すると試算されていたが、文科省は「近い将来に、志願者数と入学者数が同じになる見込みではない」としている。
旧文部省は「09年に全入となる」と97年に試算。その後、進学率が横ばいで推移していたこともあり、中央教育審議会(文科相の諮問機関)は05年の答申で、実現の予想を07年春に前倒しした。しかし、景気回復の傾向が続いていたことや、就職で有利になるとの判断などが影響し、高校卒業後に大学進学を希望する割合はこの数年で上昇。今年は高校卒業生の60.1%が大学・短大への入学を志願。浪人と合わせた志願者は中教審答申の試算より10万人以上多く、入学者は志願者数の約92%にとどまった。
■大学院生の5人に1人は社会人(産経)
大学院生の5人に1人が社会人−。文部科学省が7日に発表した学校基本調査(速報値)で、大学院生のうち社会人(退職者、主婦含む)が占める割合が20.4%(前年度比0.9ポイント増)で過去最高になったことが分かった。また、学部・大学院全体で女子が初めて4割を超え、40.2%(同0.4ポイント増)となった。大学院生は26万2687人で、そのうち社会人は5万3667人。
一方、大学・短大進学率(浪人含む)は6年連続で上昇し、55・3%で過去最高となった。中央教育審議会は平成17年1月に「19年度にも『大学全入時代』が来る」と試算したが、20年度も入学者数は約69万人で、志願者数約74万を下回った。文科省は、「当時の予想以上に大学進学志向が高まっており、全入時代はむしろ遠ざかっている」(調査企画課)としている。
■インドネシア人看護師ら200人来日、初の外国人受け入れ(読売)
日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)に基づき、日本が受け入れるインドネシア人看護師、介護士約200人が7日朝、成田、中部国際の両空港から来日した。
全国7か所に分かれて半年間の研修を受けた後、看護師は来年2月、介護士は同1月から全国100か所の病院、施設で働き始める予定。
■「今日は何の日」1977年8月7日北海道・有珠山で大噴火(夕刊フジ)
1977(昭和52)年8月7日午前9時12分ごろ、北海道・有珠山(うすざん、725メートル)で噴火があり、黒煙が上空1万2000メートルに達した。
一帯の火山活動としては34年ぶり、有珠山そのものとしては124年ぶり。
■文科省YouTubeにチャンネル開設 省庁で初(朝日)
文部科学省は7日、インターネット上の動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」に独自のチャンネル(http://jp.youtube.com/mextchannel)を開設した。省庁として、こうした形で常設チャンネルを開いたのは初めてという。
現在、アップされているのは内閣改造で就任した鈴木文科相の約4分間のあいさつ。同省広報室は「様子を見ながらコンテンツを増やしたい」と話し、今後は行事での幹部あいさつや、政策についての情報提供を投稿する方針だ。
■江の島(JN)