果物を食べる 240930

 実りの秋に『有明抄(240929佐賀新聞)』は思う◆最近は若い世代を中心に「食べると太る」と、果物が敬遠されているらしい◆日本人が口にする果物は年間36キロ。欧州やアジアの主要国が軒並み100キロを上回っている。特に国産は減少しており、スーパーをのぞけば、安い輸入バナナが幅を利かせている◆食後、家族みんなで果物を囲む。思い返せば、ぜいたくなひとときだった。今やもう「ぜいたく」ではなくなった時代なのか、それとも「家族みんな」で味わう光景がなくなってしまったのか◆脊振の柿、伊万里のナシにブドウ、唐津のミカン…。赴任先でいただいた果実の甘さを、なつかしく思い出す。ほかにも県内にはおいしい名産がある。実りの秋、そんな足元の豊かさをかみしめたい。
 (私は)甘いもの大好き。辛い物も大好き。食べ過ぎは身体によくないと知りつつ、昼夜に亘っていただく。夜は主にブドウのエキス。今の時期はブドウ自体が美味しい。皮ごといただく。時にはたくさんの果物がのったケーキだ。これは、果物は体に良いと言い訳に。飲み過ぎず、食べ過ぎず、楽しい食卓に。