教育に政治は金を惜しむべきじゃない 240524

 「定額働かせ放題」の教育現場に『日報抄(240523新潟日報)』は思う▼「大学の教授より小学校の先生が大事だ。白紙の子どもを教えるんだからな」と田中角栄元首相▼実際に田中政権は教員の処遇改善に道を開いた▼時は流れ、教員を取り巻く環境は大きく変わった。忙しすぎる業務環境は、なり手不足を引き起こした▼中教審の特別部会は提言をまとめた。残業代の代わりに上乗せする「教職調整額」の拡大や、11時間を目安とする「勤務間インターバル」の導入などが柱だ▼田中元首相は「教育に政治は金を惜しむべきじゃない」とハッパをかけた。とはいえ、当時と今とでは社会の状況も国の懐事情も違う。「ならばどうするっ?」。あのダミ声が聞こえたような気がした。
 (私が)思う。教育現場にもっと予算を注ぎこみたい。教員が子どもたちと接する時間と自由に学べる時間を増やすために。もっと現場に予算を。教員免許状を持っている者、嘗て持っていた者、持っていない者。学校経営にも、学校事務にも人を入れるべき。それは又、校長の能力が必要となろうか。