安眠 240129

 能登半島地震の被災した方々の睡眠を『編集日記(240129福島民友)』は思う▼厚生労働省の検討会がまとめた「健康づくりのための睡眠ガイド」によると、個人によって異なるが、成人は6時間以上、子どもは8~12時間を目安に睡眠時間を確保するのが望ましいという▼睡眠不足が慢性化すると肥満や高血圧、心疾患のリスクが高まり、死亡率に影響するとなれば考えを改めるべきだろう▼能登半島地震の被災者は、いまだ避難生活を強いられている。避難の長期化は、不眠にもつながる。登山家の野口健さんは「せめて体を温めて、ぐっすりと寝てほしい」と、石川県七尾市などに寝袋を届ける取り組みを進めている▼被災した人たちの安心して眠れる日が、少しでも早く訪れることを願うばかり。
 (私は)喘息を患い眠れない日が続き夜が怖かった。眠れないと昼に眠くなるが眠れない。食欲は落ち、頭の中はすっきりせず。薬により徐々に回復し寝ることのできるありがたみを実感した▼被災地の方々に、安心して眠ることのできる環境を行政は準備して欲しい。地域の回復のためにも、先ずは人の心身の回復である。