災害どこでも起きよう 240112

 地震が起きると「原発は大丈夫か」と『滴一滴(240112山陽新聞)』はその在り方を思う▼能登半島地震震源近くに北陸電力志賀原発がある▼幸い、東日本大震災が起きた13年前から運転は停止中。地震直後、政府や電力会社が「異常なし」と発表していたが、徐々に予想以上のダメージが明らかになっている▼変圧器が故障し、外部電源の一部が使えなくなった。周辺の放射線量を監視する複数の装置が測定不能になっている▼世界有数の地震国で原発を動かすリスクは大きすぎる。東日本大震災の教訓を忘れたかのように昨年、岸田文雄政権は原発の最大限活用にかじを切った。地震はまた起きよう。今回の地震を警告と受け止めるべきではないか。
 (私は)思う。日本に安全地帯はない▼地震、大雨、強風等に常に脅かされる。それによって私たちがつくったものは破壊されることを理解しなければならない。そして2次3次の災害▼危険が伴う施設をいかに無くしていくか。被災しても生活のインフラが利用できる状況にあるようにしていくことが、日本中で課題である。大丈夫はない。