通報は命綱 240110

 本日の110番の日に『水や空(240110長崎新聞)』は思う▲「ふしぎな110番」(彩図社)という本。ある県警で110番通報を受ける業務をしていた人が、実際に受理した内容を記録。〈夫が会社の書類を家に忘れて出勤した。会社まで届けてください〉▲〈電気料金を払わなかったら電気を止められた。どうにかして〉。クスリとさせるものが多い▲笑えない通報もある。20年前の新潟県中越地震。〈田舎が心配で電話しているが、つながらない。地元の警察に連絡して安否を確認してくれ〉▲能登半島地震では、石川県警に400件の110番が。多くは絶叫、悲鳴に近かったろう▲通報の3割が「テレビが映らない」、いたずらで、緊急の通報がつながりにくくなる場合もある▲「通報は命綱」と思い知らされた。
 (私は)思う。広域で多数の人が災害にあった場合、通報が多発する。その他、電話の使用が急増して繋がりにくくなる。電話というものを多くの人が所持しているので、地域によっては大量の人が一斉に電話したらどうなろうか。命綱は1本ではなく、多数必要だ。どんな命綱があるだろうか。