夏派か、冬派か 231224

 本格的冬を前に『小社会(231219高知新聞)』は季節を思う。夏と冬、選ぶならどっち。2016年、東京の民間調査会社がそんな調査を行った。夏が52%、冬が21%。地域別でも軍配はすべて夏に。北海道・東北は64%、中部・北陸50%、中国・四国・九州47%。今冬もいよいよ寒さが本番に入った。それにしてもことしは秋が短くなかったか。全国的に異常な高温が続き、観測史上最も暑い夏になった。体がまだ十分に寒さに慣れていない。「税」が選ばれた「今年の漢字」も2位は「暑」だった。夏の猛暑は数年前から、もはや「災害級」と言われる。もしいまアンケートを取れば、冬派がきっと増えているだろう。いや「どちらともいえない」派も多いかもしれない。
 (私は)猛暑が続いても夏が良い。寒さにはどうも弱い。体調を崩すのは冬である。夏のあの湿気は堪らないが、それが日本の夏である。でも、それは四季があるから、それぞれの愉しみを思う。秋を楽しみに夏を過ごし、春を楽しみに冬を過ごす。願うなら、この秋と春をもう少し時間を与えてもらいたい昨今である。