マイナカードを使う「マイナ保険証」に一本化するため、今の保険証は予定通り、来年秋に廃止する－と岸田文雄首相が明言したことに『水や空(231214長崎新聞)』は思う▲トラブル続きで不信感を招いた。だからこそ利用率はこのざまだというのに、「もうすぐ廃止」と“打ち切り”を宣言すれば、国民は慌てて使い始めると見越しているのかどうか▲利用率は上がるのですか？ 「ワカラナイ イマ一番ニ私ガ知リタイ」と首相が言う…わけがないが、胸の内がどうかは知らない▲使い慣れた保険証を高齢者からも取り上げようとする意味は何か。今の保険証と“併用”して差し障りがあるのか。社会のデジタル化を急ぐあまり、国民をせかして、不安にさせて、大丈夫デスカ？
（私は）思う。今一番に知りたいのは裏金作りだ。国民の情報のデジタル化より、先ずは自分たちのことをデジタル化して、カネの管理を明確にして欲しい。それでも、袖の下に流れていくものはあるかもしれないが、できるだけ見える化すべきだ。その他の情報もデジタル化して、誰でもが閲覧できるようにしてほしい。
