『#未来設計は?』

『#未来設計は?』<2023年1月10日(火)>
 岸田文雄首相の年頭記者会見における「異次元の少子化対策」宣言に『余録(230107)』は思う▲「少子化」という言葉は1992(平成4)年、政府の国民生活白書で初めて注目された。それから30年余を経た▲それにしても、長きにわたる政治の怠慢だった。選挙の票にもつながりにくいと、歴代政権が後回しにしてきたのが実態だろう▲さまざまな要因が絡む少子化だ。非婚化・晩婚化が進む。小紙世論調査で「子育てしやすい」と答えた人は2割に満たない。時代錯誤の「産めよ増やせよ」的な議論は無論、禁物である。一筋縄でいくまい▲本気なら、与野党あげて将来を見据えたプランをまとめあげるべきではないか。さもないと、30年にわたる無策を延長するだけの言葉遊びとなってしまう。
 (私は)ふと思う。子供が増えず、人口が減ることは悪いことなのか。この狭い日本で、人口がこんなに多くいるのがおかしいのではないか▲高齢化する日本を高齢者のたのしい国にはできないのか。これまでの資本主義の有り方では無理なのか▲新しい資本主義で、高齢者天国日本にできないのか。このままの高齢化では日本は地獄に行ってしまうのか▲未来設計をどうすべきなのか。目先政策から脱却すべきなのか。
#子育て,#異次元,#少子化,#怠慢,#無策