贈るい喜び 231028

 7年目を迎えたNPO法人チャリティーサンタの「ブックサンタ」に『国原譜(231028奈良新聞)』は思う。1冊数百円から応援できる手軽さと、一定の規定はあるものの贈りたい本を自由に選べるのがいい。本を手にした時の子どもの表情を想像しつつ選書をするのは、贈り手側にも気分高まるひとときになる。奈良との縁もある直木賞作家の今村翔吾さんの呼びかけで、作家がおすすめ本を紹介し、贈る本にできる内容も加わった。ブックサンタのホームページ(HP)で各作家が記す本の魅力、推薦の文章も味わい深い。同法人によると、例年絵本は多いが小学生向け本が不足気味という。多種ある協力方法など詳細はHPで分かる。秋の読書推進月間も始まった。本には読む楽しさ同様選び、贈る喜びもある。
 (私は)昨年、ブックサンタを知った。期間の最終日近く、慌てて書店へ行った。今年は、ゆとりをもって、ブックサンタのWebサイトを参照して本を考えようか。本屋さんで悩もうか。皆さまも、このWebサイトを見て、是非とも一冊、プレゼントして欲しい。そして、自分にも一冊。皆で読書の喜びを。