首長のセンス 231026

 四国の食事は「貧乏くさい」「うまくない」、これに『小社会(231026高知新聞)』は思う。秋田県佐竹敬久知事の挑発に、愛媛県は「ぜひ再訪して堪能を」と応じ、高知県の浜田知事は「目くじらは立てない。私は秋田のきりたんぽも好き」。先方は陳謝。逆に四国のグルメが注目を浴びた。どうもありがとう―。だが先の参院補選では自民党候補の応援マイクを握り、来月の知事選へは野党にも推薦願を出している。節操がないのではないか。次の知事は県民が決めるが、少なくとも高知県政のトップは、まともな感覚であってほしいということだ。
 (節操なき)方々よ。融通無碍か。いや、自分のためなら臨機応変に笑顔をばら撒ける高度な能力者か。四国の料理も秋田の料理もおいしいのに、無能極まりない発言とヨイショか。首長はいい顔して終わりだが、理不尽な発言をなんとする。今度は何を言うのか。もう言えない立場になるのか。どうあろうと四国の食事はうまい。