『#鎌倉時代は農業が発達した』

『#鎌倉時代は農業が発達した』<2022年7月19日(火)>
 温暖化が進む中、『小社会(220719高知新聞)』は日本の農業を思う。半年ほど前、神奈川県鎌倉市を訪れた。鎌倉時代は平和な世とは言えないかもしれないが、農業は発展したという。幕府が技術の振興を促した。気象の専門家、田家康さんも著書「気候で読み解く日本の歴史」で紹介している。鉄製農具を普及させた。職人集団に自由通行権を与え、彼らが全国を渡り歩いて広めていったという。飢饉では、コメや麦への課税を禁じて農民を守った。その結果、コメと麦の二毛作が発展し、農業の革新につながったという。変わって現在、地球温暖化。異常気象の影響には先人たちもずいぶん悩まされてきた。それを研究する田家さんは、時代は変わっても克服の基本は同じだとする。「科学技術の発達」と「為政者による具体的で有効な政策」の二つが車の両輪だと。いまはウクライナ危機でなおさら政府の姿勢が気になる。鎌倉殿も「民」を食わせる政治が最優先だったに違いない。
 (東京は)きょうも暑い。温暖化はどうなるのか。この時期の豪雨、様々な気象状況の変化の中、農業は変わって行かねばならない。食糧自給率の低い日本、円安や戦争や中国の大量輸入等、海外からの輸入も厳しい。今後どうなることか。為政者よ、まずは食うことだ。食えなければ、いざ鎌倉の思いは起きない。
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