活資金不足の博物館 230927

 国立博物館クラウドファンディングを始めたことに『北斗星(230927秋田魁新報)』は思う▼科学博物館は1877年に創設された。標本や資料は500万点以上。今も毎年数万点ずつ増えている。光熱費や保存に必要な物資の高騰などから維持管理が危機的な状況に陥っているという▼一度失われると二度と入手できないものもある▼「標本や資料は地球から与えられた宝物」、保存や研究の充実へ広く協力を呼びかけた▼現在は7億円を超えたが、今後の安定的な活動には国の財政措置が欠かせない▼新たな品を加えて将来の研究者につなぐ。そうした活動が資金不足のため困難な博物館が他にもある。
 (皆さんは)どう思いますか。日本にはお金がないわけではないだろう。資本主義においては、金は世の中の潤滑油である▼どんどん流さねばならない。資金溜め込んでいる企業は、労働者にもっと報酬を出し、また社会貢献すべきである▼勿論、政府は予算の分配を見直して欲しい。日本の資源・宝は人である。そのための教育研究に力を入れることを願う。