台風への備え 230926

 昭和の自然災害史に刻まれる二つの大惨事が9月26日にあったと『あぶくま抄(230926福島民報)』は語る▼1954年、洞爺丸台風青函連絡船の洞爺丸が荒波にもまれ、函館湾内で転覆。1155人の死者・行方不明者。5年後、伊勢湾台風、死者・行方不明者は5098人に及んだ▼未曽有の被害を乗り越え、新しいものも生まれた。洞爺丸台風青函トンネルの建設を促した。伊勢湾台風災害対策基本法の制定につながり、乾電池で聞けるトランジスタラジオを普及させた▼各自は、自宅周辺のハザードマップを確認したり、避難所までの道を歩いてみたり。貴重品は袋を作り、すぐに持ち出せるようにしておく。
 (日本の)どこに自然災害を受けない安全地帯があるだろうか、わからない。いまは大丈夫だが、海、地面、空の自然破壊が続き、明日はどこがどうなるか▼身軽に動ける身体を作っておくことが大事だが、徐々に老化でそうはいかなくなる▼とにかく情報を常に更新することを、新たな対策を自治体から個々人まで対応せねばならない。想定外などという逃げ口上を語るなかれ。