『震災の歴史と二百十日とが交差する防災の日、考え・・・』

『震災の歴史と二百十日とが交差する防災の日、考えうる最悪の災害への備えに思いをめぐらす機会でもある』<2018年9月1日(土)>
 「日本人はこの日をつねに不安とともに待つ」。『余録』(180901)はフランスの詩人のクローデルの「二百十日」の説明を紹介する。「この日は稲の収穫の良し悪しを決定づける日であり、しかも大きな台風が通過するときと一致するからだ」と。・・・関東大震災から95年になる『防災の日』は猛烈な台風21号が列島をうかがう二百十日となった。・・・『大津波、台風、火山の噴火、地震、大洪水などたえず何か大災害にさらされた日本は、地球上の他のどの地域より危険な国であり、つねに警戒を怠ることのできない国である』。・・・台風と梅雨前線による広域豪雨の被災地を酷暑が苦しめ、荒っぽくなる気象災害が重なり合う今日だ。震災の歴史と二百十日とが交差する防災の日、考えうる最悪の災害への備えに思いをめぐらす機会でもある」。
 (JN) 9月1日が来てしまいました。これからが台風の季節だというのに、随分、この夏や台風が既に数回やって来ている。これからいったどれだけ台風に悩まされ、また襲われるのか。この自然に力に、我々は何と無力なのであろうか。やっと過ごしやすくなるのに、加減を知らぬ自然の力よ。多分、私たちは例えば100年前に比べれば、自然の猛威に対して格段の対応力を持ったはずだが、不安と裏腹に驕りがあるのかもしれない。とにかく最悪のことを想像し、安全なところへ逃げる。大事なのは人の命、それ以上の財産はない。この心で、逃げよう。