『#防災の日』<2022年9月1日（木）>
きょうの「防災の日」に『雷鳴抄(220901下野新聞)』は思う▼4年に1度あるもの、五輪やサッカーＷ杯。待ち望むイベントならいい。それが自然災害だとしたら、さすがに話は変わる▼「栃木の災害年表」を県防災館で見た。2007年の台風9号、11年の東日本大震災、15年の関東・東北豪雨、19年の台風19号▼災害年表に列挙された26項目のうち、顕著な自然災害はここ25年間▼内閣府によると、世界で起きるマグニチュード6以上の地震の2割は日本で発生っと。ドイツの環境シンクタンク「ジャーマンウオッチ」は、日本は世界で4番目に気候変動のリスクが大きい国と分析▼災害大国である。数々の被災対応を積み上げてきた経験を忘れてはならない▼何より「自分だけは大丈夫」と過信していないか。教訓を胸に刻み、予期せぬ災害への備えを万全にしておきたい。
（私たちは）日々災害が起きていることに、意識せねばならない▼起きなくてすんだ災害もあろう。行政に確りしてもらわねばならない▼そして、個々人は自分に災害が遭うという認識を持たねばならないだろう。できるだけ、レスキュー隊などの世話にならないよう、予めの避難をしたい。
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