『#クマの目撃』

『#クマの目撃』<2023年7月19日(水)>
 今年の県内のクマ目撃件数が、過去最多ペースで推移していることに『編集日記(230719福島民友)』は思う▼県内の高原を歩いていてクマと出くわした▼ザックに付けていたクマ鈴を外して必死に鳴らす。数秒間は目を合わせていただろうか。クマ鈴を振り続けていたら、黒々とした1メートルほどの体を揺すり立ち去って行った▼クマがすみかにしている所に人が踏み込んでいくわけだから、遭遇してしまうこともある。人の生活領域にクマが入り込んだときは、場合によっては駆除されることになる▼人とクマの生息域を分ける地域の力が弱まっている。ここから先は行かない方が身のためと、どう覚え込ませるか。ちゃんと人間との境界が分かるようにしてくれよ―。そんな悲痛な声が聞こえてくるようだ。
 (私たち)人間は、我が物顔で自然を破壊してきている▼人間というものは、クマさんたちには誠に迷惑な動物である。その私たち人間は、この自然を今後も壊し続けて良いのか。クマさんたちのすみかを狭くして良いのか▼日本の古来からの生活は自然とともにあることであったが、何処へ行ってしまったのか。
#クマ #目撃 #生息域 #自然 #破壊