クマ目撃が多過ぎて 230913

今夏の高温少雨のためクマの餌となる木の実などが不作で、行動範囲を広げている可能性があると『北斗星(230913秋田魁新報)』は注意を呼びかける▼人身被害の連続日数は記録が残る1979年度以降で最長。本年度の発生は計19件となり、過去最多に並んだ▼昨日付本紙に、藤里町の住民はクマ目撃が多過ぎて警察に連絡することもなく、おびえて暮らしているとの記事があった▼米ぬかなど餌になるものを屋外に置かない。会話の声や自転車のベルの音を聞かせるなどして人の存在をアピールする―。クマを呼び寄せず、鉢合わせしない自衛策も大切だ。

 (私が)クマと遭遇するのは東京湾沿いのパークである。その恐ろしさは感じない▼しかし、本当のクマと生活圏が近い方々はいつ遭遇するか、そのための自衛策が大変である▼一方、当のクマはもっと大変。気候は温暖化し、生活圏は狭くなり、食べ物不足。人間の縄張りに入れば悪者扱いされる。どうすればいいのか。