『#クマが生息している首都』

『#クマが生息している首都』<2021年11月7日(日)>
 野生動物被害と自然環境管理に『余録(211107)』は思う。「東京は世界的にも珍しい『クマが生息している首都』です」と東京都環境局ホームページ▲大昔からの自然が残っているわけではない。江戸時代には城や屋敷など市街地の建設で各地の山林が伐採され、奥多摩もはげ山のように。17世紀、熊沢蕃山は「吉野や熊野、木曽路、土佐等の深山」までの無秩序な伐採に憤っている▲豊かな森が増えたのはむしろ戦後。人工林の増加で樹木の体積を示す「森林蓄積」は半世紀前の3倍に▲近年、イノシシやシカが人里に下りて作物を食い荒らす被害が増えた。大型の野生動物も森林と同様▲ヒトの都合で生息地すら左右されてきたのが野生動物である。被害も心配だが、自然環境をきちんと管理する方策を考えることがより重要ではないか。
 (私は思う)地球温暖化問題も含めて、日本は自然との調和を疎かにしている。アメリカナイズされた大量消費と大量廃棄の生活、コンクリートに固められた生活空間に染まり、自然と敵対関係になってしまった。もう、自然との和を求めることは難しいのか。
#クマ
#東京
#はげ山
#森林蓄積
#自然環境

*画像の場所は、世田谷区経堂。

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