『賢治をまねて、クマに語らせたい』

『賢治をまねて、クマに語らせたい』<2020年10月21日(水)>
 クマの人里出没に『春秋(201021)』は思う。「宮沢賢治の作品に出てくるクマは、まるで人間のように言葉をしゃべり、行動・・・猟師に傷を負わせた振る舞いを反省・・・無法に獣を乱獲する富裕層をつるし上げている。▼自然の中で動物と人間は支え合わねば生きていけない・・・今風にいえばサステナビリティー(持続可能性)をも視野に入れているのだろう。・・・▼本来、クマは臆病と聞く。人が鳴らす鈴や笛の音に耳ざとく気付いて、遠ざかってしまうとされる。一方、いったん自らの『獲物』と認識すると執着は強いようだ。・・・▼山では秋の主食のドングリ不足のうえ、少子高齢化や過疎で森に人が立ち入らなくなり、クマの行動範囲が広がっている・・・不幸な遭遇をなくすため何ができるか。環境相が関係省庁の会議を来週開くと表明した。賢治をまねて、クマに語らせたい。『シンジロウ大臣のおかげで春が待ち遠しくなるといいな』」。
 (JN) クマさんは冬眠前にいっぱい食べたい。仲間が少ない中、自分で何とかせねばならない。どんどん生活圏が狭くなることを苦痛に思っていようか。小十郎ならぬ進次郎は、クマさんに自分が殺されるわけを丁寧に説明できるか。それとも会議は、クマさんを追い払うラッパで終わるのか。
#ドングリ
#クマの行動範囲
#シンジロウ大臣

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