『#野山や路地の緑に』

『#野山や路地の緑に』<2023年5月4日(木)>
 「みどりの日」に『正平調(230504神戸新聞)』は牧野富太郎を思う◆白シャツに蝶ネクタイ、丸メガネに山高帽。きちんとした服装は植物を尊敬する気持ちの表れだったと◆「名前のない植物なんてないがじゃあ」。そう言われると公園を歩くときの観察眼も変わってくる。冬は落ち葉で埋まっていた場所に雑草、いや失礼、堂々たる名前のある草たちが緑のカーペットを作っていた◆一大勢力は、白い花が可憐なシロツメクサ。そこにエノコログサヨモギが混じる。ほかに数種類を見つけたが、図鑑と見比べても名前が分からない。ちょっと悲しい◆富太郎のように蝶ネクタイとはいかなくても、野山や路地の緑に最大限の敬意を払って観察してみよう。もしや、新種が見つかるかも。
 (私は)誠に植物に疎い。行動成長期の郊外に育った。それなりに自然と接していたが、植物の種類がわからない◆机の上には父が古本屋さんで買ってきた牧野先生の図鑑があったが、興味持つことなく消えて行った。残念である◆健康のための散歩、その歩調をゆっくりに、また止まって、草木に敬意を持ち、名を聞いてみるようにしようか。
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