『#変わり者たちのありあまる才能』

『#変わり者たちのありあまる才能』<2023年4月24日(月)>
 本日の「植物学の日」を『余録(230424)』は思う▲昭和天皇和歌山県を訪れた際、南方熊楠は生物の標本をキャラメルの箱に入れて献上。昭和天皇も驚き、「普通献上というと桐の箱か何かに」と▲「知の巨人」、打ち込んだのが粘菌研究▲これを専門とした背景、牧野富太郎の存在がある。南方は米国滞在中、牧野の出版物を日本から取り寄せ、『これはかなわない』と」▲互いに一目置く存在だったとみられる▲南方の死後に寄稿した評伝には「(彼は)偉大な文学者だったが、偉大な植物学者ではなかった」と▲きょうは、牧野の誕生日、「植物学の日」。変わり者たちのありあまる才能が、つぶされずに花開き、後世に伝えられた。結果を出すことが重視されがちな現代、学ぶべき点は多い。
 (私は)社会的常識からのズレが大事ではないかと考える。それは、何かな▲ズレは当人も周辺の人も負担となるが、それが何かを残す。目先の成果に埋もれて、才能を潰してしまうことのないようにしたいものである▲何かが何かわからぬが、何かを見つけられる。そして、その何かに取り組める社会の何かをつくりたいものである。
#植物 #牧野富太郎 #南方熊楠 #粘菌 #変わり者