『#新生活のスタートはすぐそこ』

『#新生活のスタートはすぐそこ』<2023年3月28日(火)>
 桜の開花宣言後の雨天に『水や空気(230325長崎新聞)』は思う▲これじゃ桜の花はどうなっちゃうの…と、令和の私たちと同じ心配をしている人を万葉集の時代に見つけた。〈春雨のしくしく降るに高円の山の桜はいかにかあるらむ〉河辺東人▲21日の開花宣言からこっち、あちこちの桜が順調に咲き進む一方で、あいにくの不安定な空模様が続いている▲ともあれ3月の暦は遠慮なく進んで、いよいよ年度替わりの慌ただしい時期だ▲新生活のスタートはすぐそこ、いろいろかみ締めたり振り返ったりするのは後回しで、この週末から向こう1週間のうちにダッシュで引っ越し…きっとそんな皆さんも▲花は散っちゃうし、転居にも不便、天気予報が外れてくれないかな、と空を見上げる人の数を思う。
 (私たちは)桜の下の宴会を待っていた。でも、桜は散っていく▲いや、宴会は桜の下でなくともよい。皆がそれぞれに美しい花を脳裏に刻み、4月に向かって歩んで行こう。4月から新たな環境が待っている。
#桜 #花見 #万葉集 #年度 #新生活