『それは、きわめて歯切れのいい東京一極集中批判であった』

『それは、きわめて歯切れのいい東京一極集中批判であった』

 「天声人語」(朝日/16/7/7)は、増田寛也さんたちによる論文と対談について、「『人口のブラックホール現象』と名付けて耳目を集めた」と、また「秋田県佐竹敬久知事は4日の記者会見で首をひねった。『東京をいかに小さくするかという人が(都知事になるのは)矛盾する。政策をどう出すのかな』と紹介する。そして「ここは思い切って提案したい。もし立候補するのであれば、『東京縮小計画』を打ち出してはどうか。UターンやIターンなどで東京から飛び出す人を支援し、全国の自治体と手を組んで各地の魅力を都民に宣伝する。吸収ではなく、若者をどこまで放出したかの数値目標を設けてもいい」と。

 東京都への一極集中はいつまでどこまで続くのか。東京都は小さな国家より巨額の予算を持った狭い地域である。この巨額の予算を如何に有効に活用するか、都知事となる方に責任を渡すのであるから、都民はその候補者となる方がを十分に吟味しなければならない。それは、日本にとっても重要である。また「天声人語」で述べられているように、東京都を小さくするということも、これからの知事は提案をして行くべきである。それは、東京を住みやすくするために、中からの改革を進めて欲しい。産業、文化及び人口等を都外へ押し出してしまうような策を考えられないか。これは、立法や行政での過去の遺産のある方々には難しいかもしれないか。とにかくそんなことより、皆様は参議院選がまずは大事なようだ。自民党への一極集中なるのか、自民党の縮小がなるのか。(JN)