『#核のごみは?』

『#核のごみは?』<2023年2月15日(水)>
 岸田首相の原子力発電への考えに『滴一滴(230215山陽新聞)』は思う▼日本の国土は世界の0・25%しかないのに、過去10年間に世界で起きたマグニチュード6以上の地震の2割は日本で▼地震国で原発を動かすリスク、11年3月の東日本大震災▼事故の反省から運転期間は最長60年とし、新増設や建て替えは「想定しない」と説明してきた▼岸田政権はそれを大転換。脱炭素化に向けた基本方針に原発の「最大限活用」を明記、60年超への運転延長や建て替えも盛り込んだ▼その説明・意見交換会を全国各地で1月から始めたが、全10回の日程が半分も終わらないうちに閣議決定▼60年超運転の是非を審査した原子力規制委員会は一部委員の反対を押し切って認めた。結論ありきの進め方はあれほど反省したはずの「安全神話」の復活ではないか。
 (私は)核のごみ問題はどうなるのか、これを知りたい。この見通しはどうなっているのであろうか▼また、古い施設の安全性はどのように確保されていくのか。想定される自然災害、テロ、軍事攻撃に対して、どのように対応できるのか▼総理にはこの大転換で何が得られるのか。

#原発,#地震,#脱炭素化,#ごみ,#安全