『#気球にのってどこまでも』

『#気球にのってどこまでも』<2023年2月8日(水)>
 中国の気球撃墜に『天風録(230208中國新聞)』は思う▲「物体が火を噴きながら飛びよる」。5年前、広島県北部で110番が相次いだ。正体は熱気球▲観光面での可能性を探るテスト飛行だった。翌年、イベントが実現し、愛好者や住民の笑顔が広がった▲気球は1780年代にフランス人が開発。ところが母国の革命戦争で偵察に用いられ、軍事利用は各国に広がる▲米本土に飛来した中国の気球もその類いか。国際法上は飛行機と同じで領空侵犯に当たるという。そっくりな気球は3年前から日本の上空にも▲教科書に載る「気球にのってどこまでも」が、ふとよぎる。♪時にはなぜか/大空に/旅してみたく/なるものさ。日本気球連盟は感動の創造や、国際親善を理念に掲げる。憧れの空を忘れたくない。
 (私たちは)本来、誰のものでもない空間を、勝手に区切られた地上の境界線をもとに管理している▲しかも、日本の上空は米軍が握っているところが広くある。自由に空を飛べないのである▲先ずは、自国の空を自由に飛べるようにしたいものである。
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