『#山あり谷あり』

『#山あり谷あり』<2023年1月4日(水)>
 箱根登山鉄道、そして箱根駅伝に『小社会(230104高知新聞社)』は思う。箱根登山鉄道、標高差が約470メートル。進行方向を逆に変えジグザグと登っていく。1919年の開業以来変わらない光景、山あり谷ありの歴史だったようだ。関東大震災や戦争、事故、台風での被災も経験。それでも維持してきた。日本人の難所・箱根への挑戦心やこだわりようは並々ならぬものがある。箱根駅伝も、わざわざあのつづら折りの坂道で速さを競う。コースの厳しさに加えて、己の限界との闘いも山あり谷ありだったに違いない。日本人は箱根一つとっても困難を克服してきた。迎えた新年も平和や景気に暗雲が立ち込めるが、乗り越えられると信じて進みたい。ことしも学生たちの力走に元気と勇気をもらった年始である。
 (私は)箱根登山鉄道に乗り、何も考えずにのんびりと車窓を楽しむ。箱根湯本から強羅まで駅5つ、30分以上乗っているが、半分くらいの時間は止まっているのではないか。片や、駅伝は止まらない。よくもあのような坂を駆け登れるのか。彼らは何を考えて登っているのか。無心ではないだろう。
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