『富士山閉山』

『富士山閉山』<2020年5月21日(木)>
 初夢の富士山は縁起が大変良い。『筆洗(200521)』は富士に思う。「江戸期の笑話集『醒睡笑』に仲の良い三人姉妹の・・・姉が夢を見た。『富士山が自分の上にころがってきた』・・・『あれほど大きな山。姉さん一人の上だけにころがるということはありますまい…』。果たして三人とも資産家と結ばれたというオチ・・・この夏の登山は夢で見るしかないか・・・静岡、山梨両県はそれぞれが管理する富士山への登山道を閉鎖することを決めた・・・あれだけ人が登っても富士山の美しい姿が変わらぬのは毎夜、崩れた土や砂が山を駆け上がっているからだという不思議な言い伝えがある。毎年二十万人規模が登るお山。地元経済への影響が心配だが、夜な夜な駆け上る砂をねぎらい、今夏は休ませてあげると考えるしかないか」。
 (JN) 富士山は別に登る必要はない。富士山だけでなく、山に登らなくとも今の生活に何ら影響がない。生まれてこの方、随分と不要不急なことをしてきている。そういう我々の行動が様々な仕事を生みだしたのであろうか。そして、今のコロナ禍でまた新たな仕事が生まれている。今回の富士山の閉山で、富士を登れないことで、どんなことが生まれるのか。そこからまた何かが発展するのか。商品経済は、このコロナ禍をどう飲み込んでいくのであろうか。 富士山への道は変わって行く。
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#富士山の初夢は縁起が良い
#毎年二十万人規模が登るお山

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