『#どうする家康』

『#どうする家康』<2022年12月27日(火)>
 日本政府の財政状況と家康の倹約について『小社会(22126高知新聞)』は思う。家康は、単なるけちではない。使うべき時は惜しげもなく使った。それでも江戸幕府は中期になると、蓄えを使い果たして財政難にあえぐようになる。現代の日本政府も財政状況は厳しい。しかし、政府に切迫感はみられない。閣議決定された2023年度予算案の歳出額は過去最大の114円に。税収見通しは69兆円だから、家計ならもう破綻。異次元の低金利で、政府の借金暮らしを支えてきた日銀の金融政策も限界、事実上の利上げを余儀なく。健全化への道筋を「どうする家康」と尋ねてみたくもなるが、そこは堅実な手法の大御所である。まずは借金頼みの大盤振る舞いをやめよと、地道な倹約を諭されるだけかもしれない。
 (私たちは)大量の消費で景気を活発にする方法から抜け出せないか。家康は、財産から子作りまで、未来を考えていたのであろうか。それに比べ、私たちは、多くを未来に期待し、借金の山を作り、未来を担う人口を減らしている。気前よく、借金して、消費せよと補助をするぞ。その手に気を付けよ。
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