『#一票を』

『#一票を』<2022年6月22日(水)>
 本日、公示の参院選に『筆洗(220622)』は投票を思う。酒を勧められ、ひやではなくお燗をつけてほしいと。古典落語「夢の酒」▼お燗がつくのをまだかまだかと待っていたところで男は揺り起こされる。夢だった。「惜しいことをした。ひやで飲んでおけばよかった」▼夢でなければもっと悔しかろう。参院選の一票の価格は。参院選のための予算支出がざっと六百億円、有権者数の一億人で割れば六百円▼あくまで必要経費。選挙結果は国家予算の配分にかかわってくる可能性があるので国家予算と参院議員の任期なども加味して計算すれば、数百万円になると主張する方もいる▼せっかくのご招待である。みすみす無駄にすることはなかろう▼一票を投じず、ご自分の意に沿わぬ選挙結果に「投票しておけばよかった」と悔やんでも、夢オチではなく現実である。
 (私の)街には早々と候補者のポスター掲示板が設置されている▼33番まで枠がある。この板が広いほど経費もかかるのだろうか。何番が当選しやすいのだろうか、などとつまらぬこと考えていた▼さて、ここにいよいよポスターが貼られるのか。そのポスターを良くにらんで、それぞれの方々の方針を確認し、自分の考えに近い人を選ぶ▼悔やむことのないように、一票を投じよう。投票も冷酒も後で利いてくるぞ。
投票場に行くことが困難な方
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