『#何のバランスを取るか？』<2022年6月18日（土）>
「１票の格差」是正、区割り見直しに『日報抄(220618新潟日報)』は思う。「あちらを立てればこちらが立たぬ」▼「出船によい風は入り船に悪い」「猫が肥えればかつお節が痩せる」。双方が並び立たない場面には頻繁に出くわす▼与えられた条件の中で精査した結果なのだろうが新潟県の新たな衆院小選挙区の区割り案を見て、こう思った。「１票の格差」是正を目的に本県の小選挙区は６から５に減る。それに伴い、区割りも見直される▼生活圏が分割されるなどして違和感を抱く人もいるだろう▼今回の区割り案では、一つの行政区の中に複数の選挙区が入り乱れるような状況は減った▼政党にとっては候補者調整が頭の痛い問題になる。「あちらを立てれば…」の後に、こんな言葉を続けることもある。「両方立てれば身が立たぬ」
（私は）バランス感覚のある人が政治家になると思っています。そのバランス能力で、地域活動をしてください▼国民のために立つ政治家の方々、シーソーのように弾んだり沈んだり、大変であろう▼選挙区が変わるとせっかく築いてきた人々との関係が消えて行くのか。いや、新しい関係がまた生まれるのか▼みんなのためにと日々奮闘、調整をするのは政治家の得意技、うまくやってちょうだい。
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