『#生と死の選択』

『#生と死の選択』<2022年6月17日(金)>
 高齢者が生きていくことに『有明抄(220617佐賀新聞)』は思う。「後期高齢者医療制度」名称変更を求める声が上がり「長寿医療制度」と通称◆75歳以上を切り捨てる意図などないのは理解しているが、何となく居心地を悪くする響き◆それに比べれば「PLAN75」はスマート。カンヌ国際映画祭で上映された早川千絵監督の作品、近未来の日本が舞台。75歳以上の高齢者に死を選ぶ権利を認めて支援する制度◆予告編を見ると、申請窓口の職員が「無料でご利用いただけます」と死を推奨◆高齢社会をどう生きるか。世界共通のテーマであり、カンヌでも注目を集めた。2025年、日本は5人に1人が75歳以上になる予測。「PLAN75」は架空の話だが、生きづらくなりそうな心配はある。幸せなプランを自分で立てられる社会であればと願う。
 (私は)子供のころに見た映画「ソイレント・グリーン」を思い出した。その時代設定は2020年代であったろうか◆薄っすらとして記憶。ホーム(公営安楽死施設)、草原や大海原などの映像とベートーヴェン交響曲第6番「田園」。あの未来は現実に近づいているのか◆否、最後の最後まで、生きる努力をするのが生き物の選択であろう◆戦争のない平和な世界で、みんなが長生きできるよう努めよう。
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