『誰にでも死は必ず来る。しかし死によってその人が・・・』

『誰にでも死は必ず来る。しかし死によってその人がいなくなってしまうわけではない』<2017年7月19日(水)>
 (JN) 本日は、各紙、日野原重明先生を想う。105年の生涯とは想像のつかない長さです。明治、大正、昭和そして平成と、それが歴史であり、様々な日本を見てこられた。戦前の日本、戦火の日本、敗戦から立ち直る日本、行高度成長の日本、・・・・・。その間、日本人の健康はどう変わったのでしょうか。生活習慣病の名付け親にもなってしまった。生涯現役であった先生、これからも私たちの健康を見守ってください。
 さて、『筆洗』は、「『誰にでも死は必ず来る。しかし死によってその人がいなくなってしまうわけではない』とお書きになっていた」と。『余録』は、「日野原さんが当事者として加わった最大の歴史的事件は日本の長寿社会化だろう。予防医学をこの社会にしっかりと根づかせた。その一身をもって示した医療の文化革命である」と。『天声人語』は、「『人生とは習慣である』「死ぬ瞬間まで人生の現役』「年齢は勝ち負けではありません。謙虚にそして存分に味わえばよいのです』。自著や対談、講演でそんな哲学を縦横に語った」と。『春秋』、日野原さんは、社会へ向けた『声』のひときわ力強い医師だった。現役ドクターとして発しつづけた言葉の数々は超高齢化社会を生きるシニアにも若者にも勇気を与え、夢を抱かせた。『75歳を超えて第3の人生が始まる』とこの人に言われれば、胸に新たな灯がともる」と。